
ひとのあいだ × オランダ × コーチング × キャリア教育=可能性∞

オランダとの出会い
私(ひとのあいだ代表理事・阿部侑生)がオランダに興味を持ったのは、小学生の娘が不登校になったことがきっかけでした。思いもよらない出来事に戸惑いながらも、不登校について調べ始めていたとき、オランダが子どもの幸福度が世界一である、という記事に出会いました。9割以上の子どもが「自分は幸せ」と語るその国で、どんな教育をしているのかをこの目で見たくなり、2017年3月にオランダへ旅立ちました。
人生が変わる質問の連続だったオランダ滞在
「自立した人ってどんな人だと思う?」オランダの小学校の校長先生に質問をされました。みなさんはなんとお答えになりますか?(オランダ人は皆、質問の達人です)その時私は「周りに迷惑をかけない人だと思います」と答えました。すると校長先生はとてもがっかりした表情を浮かべました。実はオランダ人にとって自立した人とは、真逆。なんと「助けてと言える人」が自立した人だというのです。


学校って、何をするところ?
それを聞いて、私は衝撃を受けました。そして娘の顔が浮かんできました。もしも「助けて」のひと言が言えたら、私自身も含めて、頑張りすぎている多くの人が楽になれるのではないか、と思いました。真面目で、周りに気を使う人ほどその一言が言えなくて苦しい思いをしている・・・。日本に帰ったら「助けて」と言っている私の姿を娘に見せたいと思いました。
そして校長先生からの質問はまだ続きます。次は「学校は何をするところだと思う?」と質問されました。
学校は「ひとのあいだ」を学ぶところ
オランダでは、「学校は『ひとのあいだ』を学ぶ場所」という考え方をしています。言い方を変えると、学校は協働の場であるということ。ひとのあいだは「人間」なので、人について学ぶ場です。自分と違う人と一緒に何かをすることで、自分のできることで人をサポートしたり、できないことは助けてと言える自分になります。自分とは何者かを他者との関わりの中から見つけることができます。そうすると教科学習への取り組み意欲も変わってくる。子どもたちが主体的に勉強を楽しんでいる姿を見て、これが学校のあるべき姿なのでは!と感動しました。すっかりオランダに魅せられた私は2019年にも学びに行くことになります。

オランダ式コーチング&キャリア講座

「夢を叶えるコーチング講座」
子ども達、保護者向けに好評開催中!
一般社団法人ひとのあいだでは、子どもたちや保護者の皆さんに出張コミュニケーション講座を開催しています。その名も夢を叶えるコーチング講座!です。
コーチングやカウンセリング、オランダ教育に通じているプロコーチが先生になって、講義だけでなく体を動かしながら進めます。コミュニケーションが苦手なお子さんも、育児に悩む保護者の皆さんもこの講座の後はみんなが笑顔になります。不登校など様々な問題で子どもを取り巻く環境が複雑化する中、ひとのあいだから未来への希望を生み出していきたい、そんな思いで活動しています。小学校、中学校、高校、子供会のみなさま、気軽にお問い合わせくださいね。

一般社団法人ひとのあいだ
代表理事 阿部侑生
人生100年時代を生きるヒントに
「オランダ式キャリア教育研修」
オランダは国連が認めている子どもの幸福度が高い国ですが、大人の幸福度も高い国です。大人が幸せだから、子どもも安心して暮らせると言えるのではないでしょうか。大人がご機嫌でいることの大切さを感じます。オランダは「ワーク・ライフ・バランス」も世界一と言われています(OECDの調査による)。オランダの教育と社会について知ると、人生100年時代を生きる私たちにとって参考になるヒントがたくさん見えてきます。特に女性の生き方や就労支援に活かしていくことで幸せな大人を増やしていきたいと思っています。日本のジェンダーギャップ指数順位は先進国の中でも非常に低く、生きづらさを感じている女性が多いように感じます。そんなオランダの社会、教育から学んだ、これからの人生100年時代を生き抜くためのヒントをお伝えします。対象者は中学生以上、どなた様でも受講していただけます。